印刷の色とネットの色

こんにちは。千趣会法人事業部の高橋です。
今回はカタログとインターネットの「色」についてお話してみようと思います。
カタログでの商品販売を1976年からスタートしていた千趣会。
そのカタログに掲載している商品をインターネットで販売するようになってから20年以上が経過しています。

カタログ(印刷)とインターネット(ネット)とのデータ
最近では印刷の世界もデジタルでの進行が当たり前になっており、デジタルカメラで撮影したデータを印刷で使用することも一般的になりました。また、カタログが出来上がった後にネット用の画像を作成することや、ネット専用で販売していた商品をカタログに掲載するなど、カタログ(印刷)とネット間で素材のやり取りも頻繁に行われるようになりました。ただここで問題になるのはカタログ(印刷)用の色とネット用の色での互換性です。

  

カタログ(印刷)とネットでは色の世界が違う
カタログ(印刷)の場合は、CMYKの4色インクによってカラーを再現します。
C(Cyanシアン:青)、M(Magentaマゼンタ:赤)、Y(Yellowイエロー:黄)、K(KeyPlate黒)の4色で色を表現しており、CMYKそれぞれ4つの版を順番に塗り重ねることで、さまざまな色を再現します。これらは、混ぜれば混ぜるほど暗い色へと変化していくため、『減法混合・減法混色』と呼ばれています。理論上、シアン、マゼンダ、イエローの三原色を100%重ねると黒になりますが、実際には黒に近い色は作れても、黒色は作れません。なのでCMYの3色を補完するため、K(KeyPlate黒)インクが追加されています。逆に白を表現するにはどうするかですが、これはインクを載せないこと(紙の色)で表現します。

一方ネットの世界では、R(Redレッド:赤)、G(Greenグリーン:緑)、B(Blueブルー:青)の3つの原色を混ぜてカラーを再現します。
これらの色は混ぜ合わせれば混ぜ合わせるほど明るい色へと変化していくため、『加法混合・加法混色』と呼ばれています。RGBの3色が重なり合うと、最終的には白に近づいていきます。印刷では黒の表現に専用のインクを使用しますが、RGBで黒を表現する場合、表示しない(RGBがすべて消えている)ことで黒になります。

RGBカラーとCMYKカラーに相互変換
RGBカラーからCMYKカラーに変換する際、RGBとCMYKとでは表現できる色の範囲(色域)が異なります。CMYKの方が領域が狭いため、表現できる色に制約があります。そのためCMYKカラーに変換する場合は、最も近い色に置き換えられることになり、結果少しくすんだようなイメージになります。(色がブレるとか転ぶなどの理由)

一旦狭い色域(CMYK)に変換した色は再度広い色域(RGB)に戻すことはできないため、ここをできるだけ実際の見え方になるように調整するのが色校正、色変換の重要なポイントになります。

 

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